次世代バッテリー開発
未来を創造する量子電池
新たな基礎理論が生まれた
量子電池
量子電池は、これまで研究が進む全固体電池や二次電池とは異なり、
キャパシターに集電層を設けた大容量二次電池として有効な製品となります。
これまで、電解液を利用するリチウム電池などでは、電気を蓄えたり放出したりする際に化学反応が起こり、物質が別の物質へと変化します。そのため充電を繰り返すことで寿命が短くなり、時には発火の危険性を伴っていました。

量子電池では、電極の表面に静電気の力で蓄えられ、化学反応は、使われませんので物質の変化もおこりません。量子積層体を積層する事で表面積拡大と電子保留量が拡大し、蓄える電気の量が飛躍的に拡大し、素早い電気の出し入れができるようになり、繰り返して使用しても劣化しにくいという特徴を有するのが量子電池です。
量子電池の特長
微細な薄膜連続体で、体積比で巨大な表面積を有する量子電池の可能性。
  1. 充放電サイクル回数は、2万回~30万回以上(30年以上の寿命)100%の使用率で劣化しない
  2. 動作電圧は、24V~1000Vの高電圧帯まで広範囲(リチウムイオン電池:3.8V)
  3. 抜群の蓄電エネルギー密度(1.000Wh以上/1kg)
  4. リチウムイオン電池に比べ3倍~10倍以上の容量を保持
  5. 出力密度~10.000W/kg
  6. 国内での部品、材料のみで製造が可能
  7. 急速充電、放電が可能(一般的な二次電池のおよそ10倍以上)
  8. 発熱による発火、爆発の危険性がない
  9. 一般的な二次電池の化学物質は劣化しますが、当社の電池は劣化せず長寿命
  10. 既存リチウムイオンバッテリーに比べ低コスト・高品位
二次電池との比較
量子電池 固体電池 リチウムイオン電池
エネルギー密度 1,000Wh/kg以上 300Wh/kg 100~265Wh/kg
サイクル 20,000以上 10,000 500~1,000
自己放電/月 1%以下 1~5% 5~2%
充電レート 最大50℃ 1/3~5℃ 1/3~1℃
放電レート 最大50℃ 1/3~5℃ 1/3~1℃
動作温度 -50℃~+100℃ -40℃~+100℃ -20℃~+60℃
1セルあたりの電圧 400V以上 3.7V 3.2~3.7V
重量・サイズ(リチウム対) -60% -30% 100%
リサイクル 自治体別のルール 未定 専用廃棄
寿命サイクル 20年以上 10年 5~8年
レアメタル使用 なし ★★ ★★★★★
製造コスト ¥¥¥¥¥ ¥¥
特徴 劣化・発熱火なし 低発熱・高密度 入手が容易
課題 なし 量産化 発熱・発火リスク